2012年07月03日

迷彩の技術の変化

昔と違って迷彩の質と意味が変わってきた。

ナイトビジョンやサーマルビジョンなど視覚機器が発達した現代において
波長や反射を無視した「ただの布」では効果的な迷彩は実現できない。

NVやTHERMAL、IR対応カメラなどで見たBDUは、人の眼とは異なって見える。

つまり自然の花や葉の持つ、赤外反射性や紫外吸収率は
単純に色と柄だけの「布」と大きく異なり、機械の眼を通してみると兵士のシルエットが浮き出る。

また、人のシルエット(凹凸とか体系と言うべきモノ)は
BDUと言う布地が巻きついた時点で自然界の背景と異なるコントラストを出す。
(除くギリースーツ)

近代~次世代迷彩に求められる要素は
デフューズ(環境反射再現)
スペキュラー(光沢再現)
リフレクション(反射再現)
カラー(色擬態)
パターン(模様偽装)
シルエット(稜線偽装)
アンチ・サーマル(熱対策)
アンチ・ナイトビジョン(赤外・紫外対策)
(太字が旧来からの技術)
こんな感じか?

ハイパーステルス社( Link )は、環境適合の迷彩として2000パターン以上の
迷彩を提供しているが、それでも、現行の技術は、まだ甘いと感じる。
水転写やパターンプリントの布地では対応できない部分も多い。

例えば、人の凹凸を逆算したコントラストでパターンを作れば、フラットな陰影となり
より高い効果が得られるが、そんな面倒(1つの生地から取れる型が減る)な事をする人は
この先現れるだろうか・・・






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Posted by sinn-te  at 16:34 │Comments(0)BDU&BAGs

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