2012年09月24日
自作ナイフMk5_片刃ナイフ03
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公開されている特許文書を読んで、抽出を試みましたが、やっぱり詳細は不明でした。
短時間の熱処理で優れた硬さが得られ、しかも耐食性にも優れたステンレスかみそり用鋼を提供する。
【従来の技術】現在、かみそり用鋼として広く一般に用いられている
マルテンサイト系ステンレス鋼(Cr 12~13%含有)は、焼入れ焼もどしの熱処理により、かみそり刃としての硬さである
HV620ないし650の硬さが得られる。
また、防錆性および耐食性の点で高炭素鋼よりも優れている。
上記のかみそり用のマルテンサイト系ステンレス鋼は、通常、
[熱間圧延と冷間圧延および焼なまし処理の組合せにより帯状のかみそり用鋼として次工程に供給される。]
次工程では打抜きのあと、連続炉による焼入れ焼もどしの熱処理と刃付け
および表面処理(テフロンコーティングやスパッタリング)が施されて製品となる。
上記のマルテンサイト系ステンレス鋼は、組織的には基地にクロム炭化物が
分散した状態であり、この炭化物の粒度や分布状態が加工性や熱処理後の
かみそり刃としての特性に大きな影響を及ぼす。
【発明が解決しようとする課題】
現在かみそり用鋼に対しては、切れ味をさらに向上させるため、より高硬度が
求められているが、同時に製造時の生産性、特に連続炉による焼入れ焼もどしや
テフロンコーティング処理のラインスピードの向上も求められている。
[つまり、短時間焼入れで高硬度が得られる材料が必要となる。]
米国特許4,021,272はソルトバスを用いるため、その取扱いと処理時間が長い点でも
難点があり改善が要望されていた。
本発明の目的は、課題解決の手段として、化学組成を適正化することにより、
[短時間熱処理が可能な高い炭化物密度を有し、しかも高硬度のかみそり刃が得られるかみそり用鋼を提供するものである。]
[Moは焼入れ臨界冷却速度を下げる効果が著しく大きく、その結果として
焼入れ硬化能、焼入れ深さを向上させる他、焼もどし軟化抵抗も増加させる。]
また、マルテンサイトステンレス鋼では、CとCr量のバランスにより、凝固時に大型の共晶炭化物が晶出する。
[かみそり替刃材のような0.1mm程度の厚さで、しかも鋭利な刃先を有する用途には、このような
大型の炭化物は、刃欠けの原因となるため、絶対に避けなければならない。]
Niは硫酸のような非酸化性の酸に対する[耐食性を向上させるのに有効な元素である。]
しかし、1%を越えるとマルテンサイト変態開始温度(Ms点)を低下させ
焼入時に残留オーステナイトを過剰に生成させ焼入硬さの低下をまねく
次に、本発明のかみそり用鋼の重要な構成要件である炭化物密度の条件について述べる。
[短い焼入れ保持時間でしかも、高い硬さを得るためには、オーステナイト化温度において、炭化物が迅速に、
しかも十分に固溶し、基地の炭素量を高めることが必要となる。]
[このためには、焼なまし状態において、微細な炭化物を、高密度で分散させる必要がある。]
[炭化物密度が高くなるほど、短時間の焼入れで、高硬度が得られる効果は大となるが、一方
密度が高くなるにつれ、焼なまし硬さは上昇する。]
xxxこれは、素材の冷間圧延性を阻害する原因となる。
【実施例】
組成の厚さ 1.5mmの熱間圧延帯鋼をAc1点以上の840℃×5時間に設定したバッチ式焼鈍炉で焼なましを行ない
その後
冷間圧延
-
780℃×5分の焼なまし
-
冷間圧延
-
780℃×5分の焼なまし
-
冷間圧延によって0.1mmの厚さに仕上げたものである。
かみそり刃製造における熱処理特性を確認するために、[真空中でオーステナイト化温度に保持した後
急冷し、実際のかみそり刃製造と同じ-75℃、15分のサブゼロ処理を行ない、さらに実際の製造工程で行なわれる
テフロンコーティング処理と同じ350℃、1時間で焼もどしした場合の製品硬さおよびこの状態での分極特性から
かみそり刃の耐食性を示す]
表2より、本発明鋼B~Hは、何れも焼入れ焼もどし硬さが高くなっている。
また、腐食電位は従来鋼Iに比べ本発明鋼B~Hは、電気化学的に貴側に
移行しており、Mo添加によって耐食性向上の効果があった。
また、本発明鋼C,Hおよび従来鋼Iについて、
[かみそり刃の製造工程を仮定して、焼入れ時の
オーステナイト化保持温度を1100℃とし、焼入れ後
-75℃、15分のサブゼロ処理を行なった後の
硬さとオーステナイト化保持時間の関係を図1に示す。]
[図1より本発明鋼C,Hが従来鋼Iよりも同一オーステナイト化保持時間で高い硬さが得られ、同一硬さを得るには
従来鋼の1/2~2/3のオーステナイト化保持時間で十分であることがわかる。]
以上の結果により、本発明鋼は従来鋼に比べて短時間で高硬度が得られることが確認された。
【発明の効果】本発明のかみそり用鋼は、従来の材料に比べて短時間の焼入れで高い硬度が
得られるため、かみそり刃製造工程における焼入れスピードを1.5~2倍に上げることが
可能となり、しかも同一の焼入れ条件では従来鋼より高い熱処理硬さが得られ、かつ耐食性も向上することが
できるため、高生産性、高性能のかみそり刃の製造が達成できる。
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CRMO7熱処理方法
非公開にしました・・・大人の理由で

公開されている特許文書を読んで、抽出を試みましたが、やっぱり詳細は不明でした。
短時間の熱処理で優れた硬さが得られ、しかも耐食性にも優れたステンレスかみそり用鋼を提供する。
【従来の技術】現在、かみそり用鋼として広く一般に用いられている
マルテンサイト系ステンレス鋼(Cr 12~13%含有)は、焼入れ焼もどしの熱処理により、かみそり刃としての硬さである
HV620ないし650の硬さが得られる。
また、防錆性および耐食性の点で高炭素鋼よりも優れている。
上記のかみそり用のマルテンサイト系ステンレス鋼は、通常、
[熱間圧延と冷間圧延および焼なまし処理の組合せにより帯状のかみそり用鋼として次工程に供給される。]
次工程では打抜きのあと、連続炉による焼入れ焼もどしの熱処理と刃付け
および表面処理(テフロンコーティングやスパッタリング)が施されて製品となる。
上記のマルテンサイト系ステンレス鋼は、組織的には基地にクロム炭化物が
分散した状態であり、この炭化物の粒度や分布状態が加工性や熱処理後の
かみそり刃としての特性に大きな影響を及ぼす。
【発明が解決しようとする課題】
現在かみそり用鋼に対しては、切れ味をさらに向上させるため、より高硬度が
求められているが、同時に製造時の生産性、特に連続炉による焼入れ焼もどしや
テフロンコーティング処理のラインスピードの向上も求められている。
[つまり、短時間焼入れで高硬度が得られる材料が必要となる。]
米国特許4,021,272はソルトバスを用いるため、その取扱いと処理時間が長い点でも
難点があり改善が要望されていた。
本発明の目的は、課題解決の手段として、化学組成を適正化することにより、
[短時間熱処理が可能な高い炭化物密度を有し、しかも高硬度のかみそり刃が得られるかみそり用鋼を提供するものである。]
[Moは焼入れ臨界冷却速度を下げる効果が著しく大きく、その結果として
焼入れ硬化能、焼入れ深さを向上させる他、焼もどし軟化抵抗も増加させる。]
また、マルテンサイトステンレス鋼では、CとCr量のバランスにより、凝固時に大型の共晶炭化物が晶出する。
[かみそり替刃材のような0.1mm程度の厚さで、しかも鋭利な刃先を有する用途には、このような
大型の炭化物は、刃欠けの原因となるため、絶対に避けなければならない。]
Niは硫酸のような非酸化性の酸に対する[耐食性を向上させるのに有効な元素である。]
しかし、1%を越えるとマルテンサイト変態開始温度(Ms点)を低下させ
焼入時に残留オーステナイトを過剰に生成させ焼入硬さの低下をまねく
次に、本発明のかみそり用鋼の重要な構成要件である炭化物密度の条件について述べる。
[短い焼入れ保持時間でしかも、高い硬さを得るためには、オーステナイト化温度において、炭化物が迅速に、
しかも十分に固溶し、基地の炭素量を高めることが必要となる。]
[このためには、焼なまし状態において、微細な炭化物を、高密度で分散させる必要がある。]
[炭化物密度が高くなるほど、短時間の焼入れで、高硬度が得られる効果は大となるが、一方
密度が高くなるにつれ、焼なまし硬さは上昇する。]
xxxこれは、素材の冷間圧延性を阻害する原因となる。
【実施例】
組成の厚さ 1.5mmの熱間圧延帯鋼をAc1点以上の840℃×5時間に設定したバッチ式焼鈍炉で焼なましを行ない
その後
冷間圧延
-
780℃×5分の焼なまし
-
冷間圧延
-
780℃×5分の焼なまし
-
冷間圧延によって0.1mmの厚さに仕上げたものである。
かみそり刃製造における熱処理特性を確認するために、[真空中でオーステナイト化温度に保持した後
急冷し、実際のかみそり刃製造と同じ-75℃、15分のサブゼロ処理を行ない、さらに実際の製造工程で行なわれる
テフロンコーティング処理と同じ350℃、1時間で焼もどしした場合の製品硬さおよびこの状態での分極特性から
かみそり刃の耐食性を示す]
表2より、本発明鋼B~Hは、何れも焼入れ焼もどし硬さが高くなっている。
また、腐食電位は従来鋼Iに比べ本発明鋼B~Hは、電気化学的に貴側に
移行しており、Mo添加によって耐食性向上の効果があった。
また、本発明鋼C,Hおよび従来鋼Iについて、
[かみそり刃の製造工程を仮定して、焼入れ時の
オーステナイト化保持温度を1100℃とし、焼入れ後
-75℃、15分のサブゼロ処理を行なった後の
硬さとオーステナイト化保持時間の関係を図1に示す。]
[図1より本発明鋼C,Hが従来鋼Iよりも同一オーステナイト化保持時間で高い硬さが得られ、同一硬さを得るには
従来鋼の1/2~2/3のオーステナイト化保持時間で十分であることがわかる。]
以上の結果により、本発明鋼は従来鋼に比べて短時間で高硬度が得られることが確認された。
【発明の効果】本発明のかみそり用鋼は、従来の材料に比べて短時間の焼入れで高い硬度が
得られるため、かみそり刃製造工程における焼入れスピードを1.5~2倍に上げることが
可能となり、しかも同一の焼入れ条件では従来鋼より高い熱処理硬さが得られ、かつ耐食性も向上することが
できるため、高生産性、高性能のかみそり刃の製造が達成できる。
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CRMO7熱処理方法
非公開にしました・・・大人の理由で
!! オススメ !!
AEB-L
ナイフグリップの接着と仕上げ中
FTユーティリティーナイフ 15 シース(鞘)結局いつもの
FTユーティリティーナイフ 14 グリップ整形
FTユーティリティーナイフ 13 グリップ接着
FTユーティリティーナイフ 12 グリップ加工
ナイフグリップの接着と仕上げ中
FTユーティリティーナイフ 15 シース(鞘)結局いつもの
FTユーティリティーナイフ 14 グリップ整形
FTユーティリティーナイフ 13 グリップ接着
FTユーティリティーナイフ 12 グリップ加工
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
クロモ7のレポートですかね・・・
やっぱり、情報は公開してくれませんか・・・
確かに、ステンレス鋼の組成は詳しいところは公開していないと
聞いたことがあります。
組成を明らかにすると、すぐに真似されるとかで・・・常識的な成分は
書いてありますが、その通りに作成するとバカを見る仕掛けになっているとかw
ともあれ、やはり知りたい病が出てくると、なんとしてでも知りたいですねw
CV134って一体なんなんだ・・・嘘か本当か、木工用カッターで使用されていたとか・・・けど、物凄く熱がこもる環境で切れ味を保持しながら使用するということは・・・大体偏るけどやっぱり、答え合わせしたい!!