2011年10月26日

SEECAT & RISCON 2011 After_03

今回も会場内には複数の無人機が来ていて
幾つかは、稼動していたり、実物も展示しているブースが多かった。

帝国繊維(テイセン)
Microdrones 「 MD4-1000 」
SEECAT & RISCON 2011 After_03

SEECATの方では、先の東日本大震災の影響でメルトダウンした
原子力発電所でも活躍したUAVやクローラーが取り上げられており注目を浴びていた。



現在も沈静化で来ていない原発以外にも、人の立ち入りが困難な場所は多くあり
火山の火口や洪水時の、土砂災害、増水した河川など人命などのリスクを排除しつつ
現場の状況を観測する事ができる無人機は有効性が高いと、改めて感じた。


価格や性能に関しても、競争による効果か、幅広くなっており
安価なものだと、サラリーマンのおこずかいで買える製品からマンション購入くらいするものまで幅広くある。

SEECATの展示で合わせて多かったのは、画像補正装置関連だ。


画像補正装置とは、ビデオカメラやナイトビジョン、ネットワークカメラ(IPカメラ)やスマートフォンの
ライブ映像などをリアルタイムで補正し、モニターに表示する装置で

「霧除去」「靄除去」「暗部補正」「明部補正」「デジタル防振」「色補正」「ノイズ除去」などを
高速なCPUを使いリアルタイムで行う。


放送局や軍、警察、自衛隊にも一部導入されており、放送での利用は
放映する映像のどこかに生放送や録画放送だけではなく、その映像ソースが加工されている事を
通知して放送しているとの事

現在の放送業界での利用としては、原発やヘリカメラなど災害現場の映像で不鮮明になる映像に対して
利用される事が多いと言う事だ。

同様の機器の出展社数は6~8社はあったと思う、国産のものから海外製まで様々な製品が並んでいた。


実際に導入するに当たっては、複数の会社の同様の製品を一度評価してからの方が
良さそうだと感じた。
製品によってはHDTV画質(1080@60P)にも対応し、非常に高画質に映像を表示するものもある為
予算と利用方法によって使い分けが必要だろう。

軽量で低消費電力な物は、無人機や個人装備自体に搭載する事も可能な為、検討が必要な機器の
一つと言える。

参考に
ペンタックス
( http://www.pentax.jp/japan/products/security/feature/pair/ )

FoA
( http://www.for-a.co.jp/company/newsrelease/newsrelease_4021.html )







!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 18:17 │Comments(0)UAV・UMV・UBV・Drone

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