2011年04月20日

さよならバトーさ・ん・・・

以前EMPの話をした事がありますが
(過去の話はリンク参照 )

直接なんですよね~今回は!
えっ何の話?原発の話ですよ。

兵士や技術者は消耗品ではないと考えたいのです。
(30歳ともなると生活や老後も考えるでしょうから、隠蔽とも取られない
安全委員会や政府、東電発表だと、命の危険を感じるでしょうに・・・
信頼されていない政府だと、組織はバラバラになる形の典型でしょうか)

消耗していいのは政治家位で、その椅子に座りたがる者こそ、腐るほど居ますから。
彼らは消耗品と考えて問題ないですよ。

良い政治家は辞めて行く、悪い政治家は辞めさせられる。


話を戻して、危険な場所で働くのは何も人間でなくても良いのです。
機械やコンピュータが自分達の身代わりに、危険な場所で働いてくれる。

そう言う時の為に、UAVやUGVやUMVは居るのだから


しかし、無人で痛みも苦しみも感じない「彼ら」ですが
「彼ら」には「彼ら」の定格(絶対最大定格)があります。

つまり、能力の限界が数値で決まっているのです。

-50度~+80度と言われたら、その範囲内でしか使えません。

EMPであれば、気にするのは電磁波と衝撃波になるのでしょうけれど
原子炉周辺の放射性物質と瓦礫や水、電波ノイズ、や漏電などが
想定される場所に突っ込ませるには、標準仕様では瓦礫にガラクタを
置きに行くような行為になってしまいます。


専門家の話によると、メルトダウンを起こしている原発では
様々な電気的な障害が発生すると言う事です。

まず、放射線は高い浸透力とエネルギーで半導体の中核である
「半」導体を導体化してしまったり、+/-の逆転や電子機器の信号0/1を反転させたりします。
更に紫外線や放射線はチップやシリコンウェハーを破壊します。

正直な所もう、それだけで、全く手に負えないので、コレら関しては

1.ブロック化した回路構成で、個々に修復(ECC)して通信や制御を行わせる。
2.ブロック回路毎の自己監視や冗長化
3.耐性の高い部品の利用
4.シールドによる防御
さよならバトーさ・ん・・・
(いや、この盾では無いけど)

通常、鉛が用いられる事が多いが(理由はWiki参照)日本技術では、もう少し良い物質(タングステン)がある。
まあ、放射線に対して有鉛がドウコウ言う人は多くないと思うけど
重量やサイズに制約がある中、鉛と言うのは望ましくは無いだろう。

米国の艦船や一部の航空機などは、防弾性能と耐EMP、放射線対策で
Mil-SPECの上位基準のタングステン装甲を使っているので、コレが
耐核用装備になるのだろうか?
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コレだけしてても、無人機を原子炉に行かせないといけないのは・・・

さよならバトーさ・ん・・・
(ウルッ ;_; )

第一目標
確実に任務を果たす事(後の作業が出来る環境の整備と現状打破)

第二目標
人類史上でも最も危険な場所での作業による
実稼動データ取り(後世にデータを残し次期有事の際により効率的な運用を目指す)

ともかく、人を壊さない、未来を壊さない為に、使用後に壊せる機械で
作業を行うらしいです。






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 09:06 │Comments(0)UAV・UMV・UBV・Drone

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