Toymilitary's

ご声援ありがとうございました。

無事、生還しました。



セキュリティ関連のイベントごとで被災していたら
話にならないですね。

危機管理産業展(RISCON)の方なら、避難物資や機材も多く
内々の展示物でもかなりの事が出来たのでしょうけど

視察していたセキュリティーショー2011は防犯関連のイベントだったので
なんとも出来なかった。

震災発生 直後



鉄骨は落ちてくるし、津波や火災は起きるし、酷い状態でした。



地震直後から、嫌な予感的中で、陸の孤島化した有明から
組織力で脱出を計りまして、東京まで逃げました。

本当に長い週末でしたよ。


震災経験は、阪神淡路大震災以来の二回目の大震災ですので
周りよりも、相当に冷静に動けました。

震災発生後 10分目

落下物への対応、倒壊する家屋への配慮
火災対応(ブレーカーの切断)など、地震中に行い。

サッサと荷物まとめて避難し始めた段階でも、周りは、まだ動けていない状況で
とりあえず、本震直後に避難を開始しました。


個人行動中だったら、正直もっと早く行動できたのですが
組織での行動だったので、女性と重役の避難を優先して
その後、若手と幹部で貴重品を持っての避難となりましたが･･･

すいません。
1人だけ装備品引っ張り出して、持っていました。
(EDC=個人常時所有装備が有れば、電機ガス水道のライフラインが止まっても
相当レベルで何とかなるので、と言うか、こういう非常事態用に持っていますし･･･)

震災発生後 30分目

ソレからは、屋外避難先での「点呼」と他の部門への安否確認がスムーズに事は運びました。
その時点では2～3名を除く人間の所在と生存が確認できていない状態でした。

水や食料品を確保したかったのですが、震災直後の時点で
ライフラインへのダメージが低かった事、体感の震度レベルと周囲の状況から
建物や交通に、致命的なダメージが見られなかった事から

東京エリアでの「食料調達は可能」と判断したので、即時東京へ移動を試みました。

震災発生後 1時間目

安否の確認時に都内で行動していた数名と連絡を取り
関連事務所での合流を計画指示して、そちらを緊急集合先として
移動し始めたのですが、皆してメチャひどいんです。

都内組みに事務所の方に食料と飲料、毛布などを確保するよう指示していたので
事務所では感動的な?「無事で良かった、さあメシでも食べて体力を戻そう」的な
イベントが待っていると思ったのに･･･


震災発生後 7時間目

「店開いているから、今先に着いた(重役と女性)皆でご飯食べに行きますね～♡」
とか、そして、4～5時間かけて最後に合流した自分たちには
「カップ麺」と「冷凍ご飯」が置いてありました。
なに?この仕打ちは?
(お腹いっぱいにならないし、栄養が足りないよ～)
(こう言う時は、米軍のレーションでもいいから食べたい感じでした。無駄に高カロリーだし)

震災発生後 11時間目
NTT Docomoは通話、メール共に不通ですが
KDDI Auは20回に1回は通話可能でメールは常時可能でした。
ですが、Auもメールについては自動受信が出来ない状態で、任意受信作業の際に
受信が行なえると言う状況でした。

東京都だとNTT 利用者が多いのでしょうけど、回線の空け方は
Auの方が上手いのか?
それとも政府用の回線を空けてて、民生用回線が制限されているのか
まあ、全く繋がらなかったです。

一時避難でき食事と休息が一段落して家族の安否確認には
皆が「Au貸して～」と言う状態でした。
(その時の私はAuとiPodとAndroid状態なんでスカイプとかIMとか色々使えました。)

自分たちも一つ用意しておくか?
それとも普段使わないアマチュア無線を非常時用に
持っておくか?
考えておく必要がありそうです。


震災発生後 12時間目
安否の不明者は1名になり、集合が困難な地域に居た者は
漫画喫茶でもビジネスホテルでも自宅でも「各自自由に避難をするように」と言う
指示に切り替え、ステータスに変化があれば連絡を「メールで行なう事」になりました。

そこで、12時間以上スーツ姿も疲れるし、一応東京での被害も落ち着いてきたので
大阪へ帰る報告を行い、帰還してきました。

震災発生後 19～20時間目

本来は、帰宅後直ぐに到着報告を入れなければいけなかったのですが
梅田に帰る>ラーメンがウマそう＞お腹いっぱい＞意識朦朧としながら家に帰る>
お休み･･･＞ハッ(・ω・)今何時？

と言う訳で、やや?遅刻気味に帰還報告のメールを入れました。
どうやら、今日(日曜日)の昼時点で安否不明の1名も捉まり、全員の生存が
確認されたので内輪は一安心です。


明日から、また職務が始まります。

宮城の方を調べないと･･･
長い1週間と長い1日でしたが二度目の震災経験の中では
最も短い1日だったような･･･