Toymilitary's

ラスベガスで毎年恒例の
コンシューマエレクトロニクスショーCES 2011が開催された。

これは、日本のCEATECをより派手にしたイベントだが
世界中の最新deviceが一同に会して非常に面白い製品展示会となっている。

今年の目玉は、3D関連やAndroid関連が繚乱している状態のようだが
そんなモノはどこ吹く風で、自社の魅力的な製品を
アピールするのが、企業ポリシーというメーカーは多い。
(流行に乗らないスタイルとしては正しい。)


そして、個人的に気になったのは･･･
サイバーダイン社のHALの実演と、そのレポートだ。

外骨格のスーツは米国でもチラホラ出て､もう少しで
完成の域に到達しそうだが、日本製のHALはいち早く製品化と
市場投入に成功している製品の一つだろう。

もっとも、爆発的な拡販に元から繋がるようなモノでは
無い為、松葉杖や電動車椅子のように普及する訳は
無いのだが、予算が許すなら研究を続け
目指す所がそこであって欲しいとは思う。

そこで肝心のレポート結果だが要約すると下記のようになる。
1.HALは脳からの電気信号をモニタリングし制御する為に
操作を意識する必要が無かった。

2.HALの小さなモーターはアシストレベル1(最弱)でも階段の昇降時に
自分の体重を支え筋力を必要しないで済むほどで、最大出力なら重量物の搬送や
動けない人を運べる。
だいたい脚力を1.8倍にできる。
(そうすると、日本人体格程度の自分でも180cm～190cmの負傷した米兵を
肩に担いで逃げれるのか?十分凄いと思う)

3.小型軽量化を進めていてアウトドアで利用できるタイプも計画中

全身とか贅沢を言わず、脚部に集中しているのが良いと思う
ホンダも、そんな感じだったし、基本は起動性能だろうから
今後も日本で、この分野の研究開発は続けて欲しい所だ。