2008年02月20日

老朽化衛星ミサイル迎撃による対応を深考

老朽化した衛星が大気圏に突入して、流れ星のように破片が飛来し観測されるのは
比較的多く見られる現象だが、毒物を含むとは言え、老朽化衛星の破壊・粉砕に
数億円をかけて行うのには疑問が残る。

毎日や読売などでは、面白い(さも有りがちな)記事として書かれていたが
もっと引いて見てみたら、何が見えてくるだろうか?

つまり

「数億円かけても後に利益になりえる行動ではないか?」と考える事だ。

レーザー防衛構想やレールガンによるミサイル防衛が見送られた理由は
1.宇宙での絶対的安全が諸外国の衛星打ち上げ成功などで維持できなくなった。
2.自国のレーザー兵器やレールガンが破壊されては効果が無い上に被害額が甚大
などだろうか

対空兵器の進化により地上/海上から移動物体に高精度で命中させられる技術的根拠の確立などだろう。

しかし、秘密裏に実証実験するには、この地球は狭いものだ。
民間の衛星(Google マップ)に中距離弾道ミサイルを撮影されてしまうような世の中な訳だしww

つまり、派手なパフォーマンスとして、近代の戦闘における位置情報システムの
中核であるGPS衛星を破壊できる事をアピールすれば、GPSを利用した
多くの兵器や、機関が1950年代と同様のレベルまで落ちてしまう事になるだろう。(地図と磁石に頼る)


これは、空(宇宙)が面白い勝負になるだろう。
まず、GPS衛星が生きている状態で逸早く相手の国のGPS衛星を撃墜する。
しかも、その際のスペースデブリが自国の衛星を破壊しないように
かつ狙えるなら計算されたビリヤードの様にデブリによって他の衛星を破壊できるように
撃墜する事からはじまる。

そして、制宙権奪取後はヘッドクォーター(CoD4)のように自国の衛星を守る為に
他国のミサイルを撃墜し続けなければならない。

先手を取れれば、他国のGPS誘導が行えない状況になるので、GPS衛星の防衛は
簡単になるかも知れない。


まあ、ぶっちゃけ、このパフォーマンスは「米国における対中国用」なので、あまり気にする事では
無いかもしれないが、GPSに頼っているのは日本も同様なので
国家安全保障を考えるならば、大体GPSの事くらいは、考えておいた方が良いかもしれない。

(私が考えるなら演算による相対LPS、これなら妨害できない)






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 20:16 │Comments(0)雑記

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