2014年11月21日

可燃性ガスの特徴(ガス炉の考察)02

t=2.5mm W=20 L=100 このくらいの鋼材の加熱に10分以上かかった。

この時のイワタニ ジュニアバーナーで火力は最大発熱量 2.7kW(2,300kcal/h)
ガス消費量「 約190g/h 」250gのガス缶で1h最大火力を発揮できるが火力不足だ。
(炉の形ではなくオープンだったからとしても)

そこで、見積もったガスバーナーは
最大発熱量 27kW(23,050kcal/h)ほぼ、10倍の熱量を出す物
ガス消費量も比例するとなると1hで1.9kg・・・250gの3連750gで23分間しか持たない。
単純計算で10倍の体積が加熱できるとしたら

t=6 W=40 L=200 は焼入れできるだろうけど、やはり小さいな
そのガス量と熱量で、このサイズな訳はない筈だ。


そうなると、炉と言うのは断熱が相当重要なのだろう。

木炭は温度が1100℃では7,000Kcal(8.1Kw)@kgとされているので、ガスバーナーの
3倍程度のカロリー量が出力できれば、本来は鍛冶屋の鍛造や焼入れに
必要とされる熱量となっているにも関わらず、十分な加熱ができなかった事が
それを物語っていると思う。

単価で見ると
高品質木炭1kg=800円(兵庫県神鍋白炭)
LPGガスカセット1kg=2000円

ガスより安い・・・・・・・・まじですか?
そうなのか、容量密度だけ無視できたら、炭はすごいな!!


これは、週末が楽しみになってきた。






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 10:04 │Comments(0)熱処理・電気炉・ガス炉・鍛造炉

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