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Posted by ミリタリーブログ  at 

2020年09月25日

米軍に倣って、新兵器導入「3Dプリンター」19 3Dプリンター用カーボン導入

従来のPLA樹脂から、より高強度になる短炭素繊維(カーボンファイバー)を含む
フィラメントに材質変更を行った。

一応CFRPに分類されるが、炭素繊維が全体の50%以上で長繊維のそれに比べ
短繊維による樹脂および炭素繊維間の補強を目的としたコレは、純カーボンまでの強度向上は無い。


一応、ナイロンと比較すると圧倒的に高強度ですけど


PLA素材から出力パラメーターの調整が必要なので
温度、速度を調整しながら、テスト出力

何を作ろうかと、考えたが、大きめの高強度を要求するモノを試したかったので
カーボンミニトライポッド(ミニ三脚)を設計して出力した。



ミニとか言って、後ろの珈琲缶見てわかるように、かなり大きい。
300g以下だが、1眼レフでも余裕のサイズ



そして、自由雲台を付けてもこのサイズ感
軽くて高強度なのは間違いないようだ。

3Dプリンターは印刷時に、利用したフィラメント量と金額が表示されるのだが
このサイズの3脚を出力して、驚きの値段。


次はCarbon Hog Saddleでも作ってみよう。  


2020年07月12日

米軍に倣って、新兵器導入「3Dプリンター」05


偵察ドローン完成。




こちらは、水力偏向用、下記の姿勢制御に使おうかと



  


2020年07月11日

米軍に倣って、新兵器導入「3Dプリンター」04


NVG用のデイフィルター
これも輸入すると結構価格がするので、自作
(写真は試作品の1号、結局再設計になっているので、完成系は最下部)


設計的には、市販品を真似ている。



強度不足になった所があるので、中空構造はやめて
一体樹脂で再設計してみる。



最適化していないので、裏面が非常に汚い状態になった。
これを回避する為に、設計自体を見直す。



爪部品も、同様に穴が潰れてしまっているので、こちらも強度と品質面から
再設計する。と言っても数十分の変更で終わるけどね。



ついでに赤外線イルミネーターのパーツも作っておく。
これはIR 850nmの投光器、NVが無ければ見えない懐中電灯だ。



こちらが再設計して出力した物
部品点数は増えたが、強度と品質が保ちやすい平明構造になった。
このおかげで、出力後の組み立てが短時間で高品位なパーツになる。


仮組するとこんな感じ。
ネジの長さが足りないので、ネジは買って来ないと・・・


成功、φ3㎜の孔なら室内の照明付いていてもオートゲインの範囲内になって
白とびする事無くNV運用できる。
それに副次効果で被写体震度が深くなって、フォーカス合う範囲が増えた。  


Posted by sinn-te  at 09:00Comments(0)装備品工具・工作機械

2020年06月02日

ライフジャケットは浮力7.5kgで24時間以上が基準

「ライフジャケットは浮力7.5kgで24時間以上が基準」

人間は体の70%が水分で水と同じ比重なので、体重の7割は無視できます。
これは真水と海水で異なりますが、真水で計算します。(真水の方が浮力が低い)


残りの3割が骨や筋肉、脂肪、内臓ですが、浮力は比重で決定するので
水よりも重い部位が計算対象です。

筋肉は水よりもかなり重い。
骨は少し重い
肺は空気を含むので軽い。
他の臓器も結構軽い。
脂肪も油なので軽い。

デブとマッチョでは「同じ体重」でも比重がマッチョの方が大きいので
沈む=浮力が低い。


(倍率 30倍の発泡スチロール 比重0.033g)

ESAPIやXSAPI NIJのプレートキャリアはSize: (10" x 12") 250mm x 300mmで
厚みは10mm~35mmまでなので、とりあえず

3.5x25x30=2625*0.033=86.625g これがスチロール比重
浮力は体積比重1に対してなので2625-86.625で1枚あたり2.538kg

プレートキャリアは前後2枚Armor Plateが入るので 合計浮力は -5.76kg
これでは、浮力が足りない・・・


じゃあ~~~
サイド・アーマー・プレート、これは規格で6x6と6x8があるが
浮力が足りていないので6x8規格で(152.4x203.2x35=1081 35.67g=1045g)
両側面腹部の2枚で浮力 -2.09kg

プレートキャリア・ベスト全体で-5.76kg + -2.09kg = -7.85kg
これなら、筋肉ダルマでも何とか浮くだろう?

30倍よりも倍率の高いスチロールを使えば更に浮力は高くなるし
厚みも35mmから30mm程度に出来るかもしれない。

おしゃれなライフジャケットが欲しいな  


Posted by sinn-te  at 08:15Comments(0)装備品BDU&BAGs

2019年09月20日

カヤック体験会の記録



自作船の舟艇設計していて、実際の市販している船に乗って運動負荷を掛け
どのような挙動になるか?をテストしてきた。


体験試乗したのは、ナイロンかPP樹脂などで出来た5~10万円ほどで販売されている淡水用カヤック
水抵抗、浮力、復元力、重心、操船性、直進性、安定性などが予想通りであったが、重心と安定性は悪い。


セイル・ディンギー(小型帆船)に比べて、何と言うか、フラフラで
タライ舟よりはマシ(一応三重で乗って操船した事が有る)だが、考えていたよりも、もっと不安定だった。


カヤックは川下などには良いのかもしれないけど、目的地間の直線移動用には運動ロスが大きすぎて不向きかも?


カヤックは右側を漕ぐと左に、左側を漕ぐと右に舳先が向くのだが
通常は舵や船体の構造上、そんなにクルクルと向きは変わらない。
しかしカヤックは舵が無いので、かなり抵抗無く回転する。

直線方向に移動する為には、回転を相殺するように反対を漕ぐ
これを繰り返さなければ殆ど直進しない。



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漕ぎ方は、ネットで見たハイアングルとローアングル、両方試した。

船体横を漕ぐ場合と船体から遠くを漕ぐを実験すると力点の違いによる挙動変化が得られた。
体力の消耗度合いは、1時間程度の短時間であった為、感じられず。


ただ、船体から遠くを漕ぐ場合、力の掛かり方が大きく、重心バランスを崩し沈=転覆&落水した。
フロート(ライフジャケット)を着ていた為、ずぶ濡れ以外に損失は無く。

最初から、防水バッグ、防水スマホケースと・・・沈む気満々であった為、楽しく転覆した。
(ポケットティッシュの新品が全てウエットティッシュになってしまった位?)

転覆からの問題は、沖合いでの再乗船で、船に1/2まで水が入り、浮力が1/2になってしまったが
構造上で船が壷のような形をしており、逆さにしても水が抜けない!

水を抜くには水面から持ち上げる必要があるが、私は立ち泳ぎ、船は10kg以上で其処に20Kg以上の水が入った状態では、とてもじゃないが持ち上げて水抜きなど出来ない。
体験試乗用で排水用ポンプなども搭載されていなかったので
近くのカヤックに応援を頼んで、他のカヤック上に引き上げる事で水を抜いてもらった。


一応、水が抜けた状態で、今度は滑り込むように上るのだが・・・
これまた高難易度で丸太に水面から登る事をイメージして貰えれば分かるが
乗ろうとすると、一緒に回転して転覆するw

横付けしたカヤックから介助してもらって、引き上げて貰ったが結構大変。
自分一人で乗りやすい船体構造や、水抜きしやすい仕組みや機構を搭載する必要性がある。




作りたいのは、高速船型なので・・・