2016年06月29日

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」
(環境センサー)

Edyn(エデン)は、家庭や農家においての農業に楽園をもたらせる
IoT&ICT機器だ。

Edynは2つのデバイス(装置)と1つのスマート端末から構成される。
簡単に言えば
-1-環境センサー「 Edyn Garden Sensor
-2-潅水制御装置「 Edyn Garden Valve
-3-スマートフォン
の3つで、高度な農業知識や経験をカバーする事ができる。

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」
(自動潅水センサー)

-1-の環境センサーが集めてくれる情報は、設営されている土壌の
「温度・湿度」と「成分バランス」、「日照光量」だ。
何れも、人が見て回る事や記録を取る事などは現実的ではないレベルの情報を
自動的に収集しレポートしてくれる。
(私も最近は葉や土の状態、水分などは解って来たが、畑を見に行った時に
その時、その場の情報が得られるだけで、今日1日の土の状態が
理解できている訳ではない。つまり、センサーで得られる情報は
人が目で見る以上、多くの情報が可視化できる)

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」
(このGUIは良くできていると思う。一目で状態が把握できる。)

レポートは、WiFi通じてユーザーのスマートフォンにグラフ表示される。
もちろん、リアルタイム情報も表示する。

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」
(湿度の変化レポート)


-2-潅水制御装置はセンサーから送られてきた情報をもとに、設定された値で適量の
潅水を行う事ができる。これは自動化も可能だ。
最近のような天候が読めない場合や天気予報が外れている場合でも
過剰な土壌の乾燥や過水多湿潤にならない、こまめな制御ができる。

(これなら、マメじゃない人でも枯らせたり、腐らせたりせずに
色々な草花・植物・果実の栽培が可能だろう。)

夏に天気予報で「今日は雨」と言われて、快晴になった日などは
1日で枯れてしまう事もある。かと言って雨が降るのに朝からたっぷりの
水をやっては、今度は水分過多で根が弱ったり実が割れるなどもあり
従来なら、そこが農業や菜園の難しい所であった。

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」


また、手動で行なう潅水は水量の把握が不完全で過剰な水を消費している。
実際、枯れない様に少し多めに潅水している私は潅水水道使用量が1日で300Lを超えて居る。
家庭の基準で言えば、お風呂2杯分を毎日消費している計算になる。
潅水のセンサーによる自動化では、無駄な水の使用を年間通じて削減するだろう。
節水と適切な管理をしながら効率化が図れるとは素晴らしい事だ。

潅水制御装置には、故障を検知する機能も備わっており
水が出せていない事も異常情報として表示する。
これは、開発者自身が農業経験者だから気が付く機能で
「機器が自動で潅水していると思っていたから、水を見ていなかった結果、枯らしてしまった。」など
機器トラブルに対しても万全な機能を有している。

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」


カリフォルニア・オークランドのスタートアップ企業
エディン(Edyn)はが200万ドルの投資を得たことを発表
Fenox Ventures Inc
Idealbulb Ventures
Morningside Group
Indicator Venturesなどから投資を得たとのこと。
また、同時に日本へ進出する意向を表明した。


センサーと潅水装置はソーラーパネルとバッテリーによる充電式で
光が当たる場所なら、メンテナンスフリーで動作する。

潅水装置は、一般的なホースやスプリンクラーと接続することができ
家庭菜園から農地、ハウス、ガーデンなど対応する環境を選ばない。

ただし、センサー1つで管理する推奨の広さは約23平方メートル以下とされており
必要に応じて必要な個数を設置する必要がある。
センサーには個別のID(ガーデンネームww)で管理がされる。(トマト!とかスイカ!とか付けられる)

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」


今後データベースによる情報発信なども行なわれ
土壌の成分と日照に適した、野菜や果物、花などの情報提供なども
薦められるとの事
(連作障害を回避した、提案などがされるならば、更に専門知識を
必要としない、農業ICT革命にも繋がるかもしれない。)

エデン楽園を作るIoTで自動化農業支援装置 「Edyn」
(環境センサーと潅水制御装置の1セットで2万円程度、年間の節水と
人件費管理費の削減なら、半年でペイするだろう、IoT技術の進化は
ここまで革命的な力を持つのか?)

さて・・・こんな事に本気になっては行けないのだろうけれど
試してみたい気はする。
完全自動化は、食料自給率低下と負担の大きい農家の救済に繋がる気がするので
畑や田んぼをメガソーラーで埋め尽くすだけが、残された道ではない事を
国を挙げて示していかなければならないだろう。







!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 09:17 │Comments(0)ニュースとイベント完全人工環境栽培

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