Toymilitary's

昔と言っても、そう遠くない片手ほどの昔
売り上げが好調だった小さい家電メーカーがありました。

そのメーカーは新進メーカーながら独創的な発想とスタイルで
多くの新規ユーザーを魅了し躍進していました。

そこで、そのメーカーは、一大決心をして更なる市場開拓を
目指して世界への挑戦をする事にしました。

しかし、価格競争では世界的に不利な日本メーカー
その小さな家電メーカーは量産製造を全面的に中国移管し
中国の工場より製品を世界に向けて発送する事を計画します。


そして米国での新家電製品の展示会デビューの日
期待と自信に満ちた製品を持ち込んだ会場で、とんでもない物を眼にします。

そのメーカーが極秘裏に開発し、新たに製造販売を計画していた
新商品が、会場の数箇所で既に展示されているのです。
メーカーロゴこそ違えど、機能、使用、概観、パッケージにいたるまで
99%近く自分たちの商品と同じものが

情報漏えい?コピー?想像できる範囲で結論は出ています。
その結果、製品の信頼性や新規性は理解されず、米国デビューに
失敗しコピーメーカーのレッテルを貼られる結果に･･･


それでも、ローカル人気は高く、ゆっくりと市場浸透していった
そのメーカーに今度は別の問題が持ち上がります。
最近出荷した製品で「製品に不良が多い」「正しく機能しない」と言う
クレームが大量に発生し、大手卸問屋からリコールまたは商品回収を
要求される自体になりました。

小さいメーカーはユーザー対応が重視される為、急いで問題の製品を
確認した所、とんでもない物を発見します。

自社の製品としてユーザーが購入した製品は、実は全くの偽物
コピー製品だったのです。

流通の整理されていない製品の場合、出所の解らない製品が数多く流れます
人気が出ているが出荷量が少なく欠品の多いメーカー製品は
コピー製品を密売する者にとって魅力的なメーカーだったのでしょう。

結果、市場に多くのコピー製品が溢れる結果となり
コピー製品と理解しない消費者にとっては不良品が多いメーカーと言う扱いを
受ける事になりました。

また、問題は、それだけではなく、結果として商品を回収した
小さなメーカーは、百数十億円の赤字を出し、破産倒産しました。

家電メーカー以外にも中小企業のコピー商品による被害総額は
年間数千億円に上ります。
その売り上げが有れば、どれだけの人が安心して何年暮らせるか?

なので「パチ」「タイプ」「レプリカ」「コピー」
「本物が高いからコレで良い」と気軽に口にするのは
人の生活や人生を破壊する行為なんですよ。



(これもコピーが出るんですね･･･
嫌いなショップを羅列しようか
マグプルが欲しいと言っているのに、偽物を出してきた、あの東京のショップ
マルチカムが欲しいと言っているのに、偽物を出してきた、あの大阪ショップ
銃刀法を守るユーザーに対して、商法違反やモラルの低いショップはどうする?
兵庫のおたくの店で売っているレーザーサイトは本当にPSE取得しているかい?
一応、逮捕又は書類送検レベルの犯罪になるよ?)