Toymilitary's

100年前の製品を、41年前に書かれた図面を元に3Dデータ化しているのだけれど

全部実線で同じ太さとかで…

普通の図面は、実線、細線(補助的な表示用)、点線(陰線=表面ではない裏側の形)、波点線(中心とか軸)
で書かれているので、見えているとか見えていない部分が分かりやすい。

1911の図面は、それら全てが実線の同じ太さで、ソレが表にあるのか？裏側なのか分からない。
100年前の頃なので、3Dパースイラストも無いので、立体的な把握が非常に難しい。


正直、図面だけ見ての形状作成では、お手上げ感もある。
(実部品の写真がネットで手に入るので、それで位置を確認して図面から拾うとか必要になる）


なので、グリップセーフティなんか3時間くらい掛った。


Magazine Catch, Mag Release Assembly

（これは途中経過、この形状も激難です。ここまではあっている筈
ネジは＃8を充てたけど、たぶん違うので後で調べる。
---複雑すぎて生産性が悪い部品のようで、各社簡略化しているのが確認できた。)



（実銃各社、キンバーやSIGなどを見て確認してやり直したら、こんな感じで）

そこで、図面を見て思ったのは、この図面はオリジナル1911だが
絶対実際の部品が手元に有って、そこから確認寸法を拾いながら製図した
リーバスエンジニアリング図面＝通称、町工場の後から書く図面。に違いない。

実物が無いと形状が出来ないヤツ



こんな感じになって、後でグリップセフは形状変える予定



スライドスプリングガイドピンは、難易度が低かったけど
これはガスガンでも言われていて、バネが揺れるのと捻じれる。
ベアリングにするなどが良さそう＝ガスガンのノウハウの方が良い。



そしてまた、一つ
トリガーパッドとトリガーアセンブリがいい加減な図面で、合わない。
単純な形だが、大幅に修正、設計変更が必要だろう。
自分もオリジナルのTriggerイマイチで3ホールに変えているので、マッチングトリガーにしようか