2017年06月14日

ステッチ&グルー工法 自作船00

ステッチ&グルー工法 自作船00

型紙~これが何かと言いますと、紙で1/10スケールで印刷して、組んでみた船体の模型です。



ステッチ&グルー工法 自作船00

ステッチ&グルー(Stitch & Glue)」工法と言う製造法、造船方法で製造計画しています。

設計図は実は3枚目で、当初は平船底で進めていたのですが、平底の場合に
横波からの安定性や傾斜時の姿勢の復元力が弱い。

結果として、面積を大きくする必要がある。
その場合、水抵抗増加で速力は期待できない。

と言う、嫌なキーワードが多かったので、二回ほど設計変更して現在の形になってきています。
ですが、その分、設計難易度が上がって体積(浮力に影響する)や形状などが複雑化しています。


ステッチ&グルー工法 自作船00

電卓と図面とホワイトボードを行き来しながら、設計する事になり図面1枚で1日かかりです。

作りやすく、設計しやすい必要があるので、3Dデザインソフトや3DCADで簡単に作る事ができません。
何故なら、個人の機械で複雑形状を作る事が出来ないからです。

業者に依頼すれば、どんな形でも作れますが、それだと金額もそうですが
作った実感が薄いので、自分で作れる形でやってみようかと

この写真も、一つ前の設計で実は失敗している。
中間で計算ミスから、その後も計算ミスして、最終図面になったので・・・・



S&G工法は、その名の通り、縫って接着するやり方です。

ボルトナットで船骨(フレーム)に板(ハル)を貼り付けるやり方よりも
ボルトやフレームが無い分、大幅に軽量に仕上がる反面、複雑な曲線や面は出しにくく、設計も難しい。
ついでに製造も難しい。
製造工数は少ないが面倒なものです。

今は、最終図面で1/10の木製模型を作って確認をして感じたのは、少し弱い。
板厚も実際の1/10にしていますが、CFRPで強化してない状態ですが、骨の無い弱さは感じます。
ビーム(水平方向の補強)やキール(垂直方向の補強)は予定中

あと、盛り込める技術を調べてから作ろうと思います。






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 11:30 │Comments(3)サバイバルキット装備自作DIY系

この記事へのコメント
これは素晴らしい‼‼
ロマンがありますね(≧▽≦)
オイラもチャレンジしてみたいです(≧▽≦)
Posted by ゼロ鍛冶ゼロ鍛冶 at 2017年06月15日 19:40
少し設計変更して、浮力問題は解決しそうなので
作り始める予定です。

S&Gは、制約は多いですが、材料と工法が作りやすいので
面白そうですよ、ゼロさん所の工房のサイズなら
十分に建造可能だと思いますよ
Posted by sinn-tesinn-te at 2017年06月19日 13:11
良い設計図が完成したら、流して下さい(^_-)-☆
作ってみますよ!
Posted by ゼロ鍛冶ゼロ鍛冶 at 2017年06月19日 21:35
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