2015年07月01日

VGA解像度のサーマルが50ドル以下で提供可能

BAE Systems社がサーマルカメラのコア部材
マイクロボロメーターセンサー(CCDやCMOSに相当する部分)を
50ドルで製造提供する事が可能になる技術を開発した。

解像度はVGAだが、同技術でフルHDのサーマルも開発可能としている。

これは、とても大きな技術革新でサーマルビジョンやサーマルカメラは現在
80x60~160x120で2万~5万
~320x240で16万~30万
~640x480では40万~150万
ほどしている。



 Thermal Imager
(販売状況などは除いてもT10 マイクロドットサーマルを超える製品になるだろうな)

それが、VGA解像度で50ドルのセンサーとなると
一気に価格系が崩れると同時に、サーマルを装備/配備した軍や兵士の構成が
一般化する事を意味している。

これは、銃の使いこなしがどうとか、射撃技術がどうとかいう話ではない。

戦場で、簡単に所在が「見える」事を意味しており
同時に、安価なドローン/UAVにもサーマルカメラを搭載して
敵陣近くに侵入させたり、熱源探知型の兵器開発の敷居が大きく下がり

1発6000円ほどの通常榴弾40mmグレネードランチャーの弾に
対人熱誘導+エアバーストなどを付けても、1発2万円以下とか、そんな時代が来る事になる。
(これは対中国のような、質より量の軍隊に対応しやすい。)

現在、パチ、タイプ、コピー、レプリカとか、そういう偽物の生地・布地ではない
BUD装備には、IRとUV等の対ナイトビジョン対策加工はされている。(例:Multicam/Atacsなど)
しかし、熱線(サーマル)に対しては保護されていない。

面白い時代になってきたな~
そうか・・・Darpaが必死に光学迷彩作っていたのが無駄になるなw

ついでに、熱光学迷彩を開発していたのは、そういえばBAE Systems社だったなwwww
自分達が作る次世代の光学装備が戦場を塗り替えるので、それに対応した熱光学迷彩技術を
平行開発していたのか~賢い!!!<気になる人は「 BAE 熱光学迷彩 戦車 」>をチェック


さて、私が買うにはおいくらまんえんしますの?






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 16:20 │Comments(2)ニュースとイベントNV&THERMAL光学機器

この記事へのコメント
たぶんロボ兵器に光学迷彩つけたら無敵じゃないかと~

人間だとウエットスーツ着て水被れば数分は誤魔化せますが、ずっとは濡れっぱなしは風邪引いて無理、外気と完全遮断では自己放熱で煮えてしまうから無理ですからね・・・

人間は100W相当の熱源だとか?

車両用のアンチサーマルはもう配備されてるんですかねぇ

買えるようなT10みたいのを日本でも出してくれないものか・・・

部品買ってきてユニット組み立てるだけならノーベルアームズとかニコンでも出来そうな気がするんですが~
Posted by いぬっころ at 2015年07月02日 22:31
ニコンはレーザーレンジファインダーとかは
L-3あたりから買っているので、不得意では無いと思いますが
電子機器は苦手ですよね。

今だと、リコーペンタックス当りが狙い目ですけど
風当たりがあるので難しい。
ソニーは会社方針でダメですしタムロンあたりが
本気で取り組めば、受け入れられるんですけどね。
(タムロンはFLIR用ズーム&フォーカスレンズを開発できている)
Posted by sinn-tesinn-te at 2015年07月03日 10:25
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