2011年05月24日

停電に向けて何か作るか~06

「商用電源の自動切換え器」

簡単な気持ちで、出来るんじゃない?と思いましたが
実際に作ってみて、評価してみました。

もう一つ方法はあるんですが、そっちは手抜きですし機会があれば試します。
(常時インバーター形式と言うヤツで、普段の生活での電源ロスが大きいので
非常用設備以外では、あまり使われない。高級なやり方です。
非常用設備の利用例としては通信機器や医療機器、データサーバ関連や軍需機器などです。)
なので、コッチは普通の停電時動作で構成してみました。

停電に向けて何か作るか~06

実験内容:

1.インバーターと商用電源をリレーで接続し
2.電圧が低下したら切り替える。

どうやら、この方法は問題があるようで、オムロンのリレーページではNGとされていました。
「スイッチング・ノイズの発生量が多い」と言う事みたいです。

他にも耐圧など問題が有るかもしれませんが、試験的なモノなので
とりあえず、少し、調べます。


もう一つの多きな問題は、電源切替時間です。
商用AC100Vが「落ちた」タイミングの検知を早くする為にトランスと小容量の
レギュレーターを使ったのですが、もしかして?

トランスから電荷が抜けるのが遅いのかも?(憶測ですが)

リレーの方は8ms(1/120秒)前後と切替は速いはずで、その位になると体感は
できない予定でしたが、瞬低/瞬停になりました。

さ~て、この現象は何故でしょうか?

問題を解決するのにSSR(ソリッドステートリレー)のゼロクロス
(交流の0Vで切替)対応にすると、自然解決してしまうかも知れませんが、それだと
問題が何処にあるか突き詰められていない事になるし・・・


と言う事で「本気で安定動作させるには、簡易構成では、ノイズや
瞬低の問題で常用に耐えないので、検討の必要がある。」と言う応えになりました。

上記の状態でトランス、レギュレータ、リレー、コンデンサ、インバーターなどなどで
2500円以下なので、安かろう悪かろうです。

非常用なら、もう少し、しっかり作る必要があるだろうな。






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 18:31 │Comments(0)非常用電源・蓄電・発電

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