2011年04月22日

携帯端末の通信速度を劇的に引き上げる方法

これは、盲点でありながら、賢い上に直ぐにでも実施できる技術です。

そう、言うなれば現行世代のスマートフォンや携帯電話による
通信速度をファームウェアのアップデートを行うだけで
50%(実測)高速にすることが出来るのです。

携帯のキャリアが行うのは通信基地局制御アルゴリズムの変更だけ

この技術を発表したのはMITで、アダプティブアレイとかビームフォーミング
UWBなどのハードウェア的な変更の必要が無く、通信の最適化だけで
増速が可能となるユニークな技術です。

通常移動体通信端末は、移動よって電波状態が悪化すると近くの基地局を探し
通信基地局を変更します。

しかし、その基地局の選択は、電波強度などに影響しており
別に移動方向や進行方向に従った基地局選択は行われていません。

そこで、モバイル端末に内蔵されている3Gジャイロやデジタルコンパス
加速度センサーやGPSなどから、進行方向や速度を判断して、最適な基地局へと
ハンドオーバーさせる事で、スイッチング・ミスを減らし通信速度を
最適化(150%に)することが出来るのです。

それにより比較して長い時間、基地局とデータ通信が可能になり
多くのパケットを処理できるメリットとなります。

また、それだけではなく基地局側にもメリットが生まれます。
一瞬しか繋がらない無駄な端末スイッチングが行われない為に
より多くのユーザーとの通信を可能にし基地局性能も40%向上させる事が
出来ました。(スイッチング回数が40%減ったと言う意味で)


他にも、加速度情報から大容量データ通信に向かない、高速な移動を検知した場合は
データレートを下げ、パリティ(冗長)を増やし安定した通信に強化したり
基地局側からも通信が途絶えた時に、移動速度の予想から
通信が届かない位置に移動していると判断した時には、継続しての(呼び出し)通信を
止めて、チャンネルを空けるなど非常に近代的な通信手法を研究開発しています。

ハードウェア(周波数)に頼りがちなデータ通信側を切り込んで考えられる
MITなどの発想は、非常にユニークであると共に、直ぐにでも
実現可能なビジネスモデルであると感じました。







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