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Posted by ミリタリーブログ  at 

2017年03月29日

FTユーティリティーナイフ 12 グリップ加工



延々、ただひたすら・・・
削って、切って、削る。

硬いよ~小刀も何度か研ぎなおしながら切る
シントウも握力落ちて削れなくなる。


シントウがバイブレーションで前後に揺れる電動サンダーとか無いかな?





握って、削ってを繰り返し、ここまで来ています。
握る時も、ただ「持つ」のではなく、ナイフとして切る方向に力を入れた時に
手の平と指にあたる部分がフィットして手の力が伝わるようにしています。

ま~あと12時間位は掛かりそうですけどね。

数値に出来ない刃の形と手の形の合計したデータなので
調整しながらやるしかない。

  


Posted by sinn-te  at 10:18Comments(0)ナイフ・刃物全般CRMO7

2017年03月26日

FTユーティリティーナイフ 11 酸化被膜取り


硬さは、Crmo7の基準値HRC 59ですね。(良い感じに酸化被膜でくすんでいる)
もう+1硬くしておくと、刃持ちが良い気がしています。
59は結構柔らかい。
(いつも言っているけど、注文時に忘れているのですけど~)



オリジナルの型紙は、もう少しスリムだったのですが
刃の方を手で持って、ねじった時にグリップが細くて刃筋が寝て回りそうだったので
グリップを少し幅を広く取りました。
刃に圧が掛かるような使い方(カボチャを切るとか、肉を骨ごと斬る)は想定していないですが
柔らかい刃物なので

あと、サムガードのツバもオリジナルは丸にしていましたが
印象的に角があった方が良かったので、太く角を残しました。



先に、平面を綺麗にしておいたので、簡単にミラーになります。
切れ味も期待できそうです。

鞘、シースはカイデックスにする予定ですが鞘のタイプは決めていません。
腰吊り?
腰巻?
プレートキャリア付け?
隠し?
錆びない鋼材のナイフなので、汗なども気にしないので色々やれそうです。
でも、腰吊りは1本作っているので、腰巻かプレキャリ付けにしようか?
Kydexのパターンもどれにするか決めないと



グリップは予定通り樫の木で進めています。



二液のエポキシ接着剤で固定中、今日は寒いので硬化には24時間かかります。
作業再開は明日(月曜)ですね。
と言っても深夜になりますけど。
恒温槽欲しい…(60℃~80℃を維持すれば1時間で硬化するので)



その間に、準備できる事をしておきます。
グリップピン(真鍮製)を適当な長さで、角も丸めておきます。
金ノコと電動ドリルの組み合わせで一気に作れます。



で、待ち時間が暇なので、少し刃を付け始めます。
完全に付けると、グリップ加工作業中に手を切断とか有るので
最後までは付けないで、少し残す感じでやっておきます。

ランスキーのダイアモンドの超荒砥石が手に入ってから
この刃付も楽になりました。
HRC62でもダイアモンドの超荒砥なら氷をヤスリで削るかのように削れます。
そして、ダイアモンドも段々無くなっていきますw
幸い、この砥石も安いので、摩耗したら買い換えるつもりで使っています。


  


Posted by sinn-te  at 16:19Comments(5)ナイフ・刃物全般CRMO7

2017年03月21日

FTユーティリティーナイフ 10 焼き入れ中・・・

焼き入れてます。

でも、期末で時間取れ無さそうなのでグリップとか後回しで
しばらくは、キッチンで被膜取りと傷取りや研ぎの準備になりそう。


  


Posted by sinn-te  at 08:29Comments(0)ニュースとイベントCRMO7

2017年01月16日

FTユーティリティーナイフ 09



天然素材は「桜、楓、欅、栗、赤松、赤樫、白樫」
人工素材は「G10、マイカルタ、アルミニウム」
高級素材「蝦夷鹿の角、黒檀、紫檀」


グリップ材を何にするか?
用途的には温度的に木が良いので、今回は白樫にしよう。



1~2mm大きめに線でなぞって、それをガイドに切り分けておきます。
しかし、ホームセンターで買った鋸のキレない事、切れない事
キャンプ用の薪を切る為の鋸の方が良く切れると言う酷い切れ味だな。

樫は硬いですが、この

中国製を輸入しているだけの「xx金属」なんて会社の商品は
真っ当ではないので、二度と買わんよ



ここまでできたら、あともう少しだけ外形を整えて
焼き入れされた鋼材が届けば、仕上げに入ります。  


Posted by sinn-te  at 10:08Comments(0)ナイフ・刃物全般CRMO7

2017年01月09日

FTユーティリティーナイフ 08

ナイフを作っていると、色々気を使うポイントは有るのですが


ここが綺麗にできると、一つ気分が良いです。
ナイフコントロールに関わる部分で、人差し指の触れるこの部分は
力が掛かったり、刃の操作を行う支点になる所なので

ここのポイントを延々1時間以上作業していました。



こっちの、加工前の状態で見れば、一目瞭然だと思いますが
とりあえず、切ったばかりの状態では、波打っているし
滑らかではないし、指の掛も悪そうです。



それをここまで丸く滑らかに削り込みました。
ナイフを作っていると、サンドペーパーやヤスリ掛けの時は
手袋をせずにやっているので、ここまで進めた状態で
指の指紋は、スマホの指紋認証が出来ないレベルまで擦り減って
指先も傷だらけです。



もういいかな~それともマダマダ仕上げるかな~
ナイフを作っていると、完成をどのタイミングにするか?
非常に悩み所です。

焼き入れをしてしまうと、鉄工ヤスリや精密ヤスリも通らなくなりますし
作業性が一気に悪くなるので、仕上げ具合が大事なのです。

CRMO7は最終硬度がHRC58~60と柔らかめになりますが
サンドペーパーが通る今だから、サクサクと削れるのです。


これも、良い切れ味のナイフになる気がしています。
最終の刃付する刃角は何度にしようか?髭剃りやカミソリのような切れ味にするのも良いな~


参考までにCRMO7は、剃刀鋼用に開発された鋼材で錆に強く鋭利で
滑らかな鋼材ですので、薪や枝を切るような鉈やサバイバルナイフのように
叩き付ける用途のナイフには不向きです。それをすると刃が欠けたり痛み
研ぎ直しを頻繁にする事になります。


CRMO7が向いているのは、肉や野菜を切る包丁(フィレナイフ、野菜包丁、菜切包丁、文化包丁)
魚をおろす出刃包丁、アウトドアやサバイバル用のユーティリティーナイフ
髭剃り、皮きりナイフ、皮剥ぎナイフ、などです。


本日はここまで  


Posted by sinn-te  at 17:51Comments(0)CRMO7ベルトサンダー