2009年11月26日
レーザーダイオードは弱いよ?
レーザーダイオードは、可視光、不可視光どちらも定格があって
その耐久性などはLED(発光ダイオード)等に比べると非常に脆く
電気的に弱い半導体です。
1.4V と書いてあれば1.2~1.5V程度が電圧の限界で
アルカリ乾電池やニッケル、リチウムのような
1.6V~1.8Vの電池を繋いだ場合
一瞬 0.1秒以内に破壊されます。
気を付けるのは、電圧だけではなく、電流にも制限が必要で
出力(1mW,5mW,10mWなど)に有った以上の電流が流れると
同様に一瞬で破壊されます。
また、電源の極性間違いに対しても弱く
メーカーによっては、外側が+/VDDになっている物が有ったりと
仕様書を熟読しなければ、高価なレーザーダイオードは
音も無く破壊されてしまうのです。
1個 6000円もするレーザーダイオードも作業ミスで
失っていては、洒落にならないので「お遊び」で
「出力上げたい」等と言う厨房臭い事は
止めておきましょう。
どうせ作業するなら、出力を上げられるモノを使うのではなく
出力上限の高いLDを最初から使って、作れば、何の問題も無く
10mWや300mWなどの出力が取り出せるのですし
何より出力値に対する保障が最初から有るので、壊れる事も無いです。
賢く作業すると言う事は=経済的でも有ると言うことになるので
良い結果が出やすいのです。
何より、私自身がLDを破壊しまくっているので
これは、間違いないですよ~
主に、テスト動作検証作業中の
端子への接触や静電気で壊しています。
また、レーザーサイト化の作業中も脆い半導体なので
芋ネジ絞めすぎて割れたりwww
とにかく、弱いので丁寧に、慎重に作業する事が必須です。
壊したレーザーサイトやレーザーの部品は、次の作業時の
保守部品に回したり、改造用に取ってあります。
コリメーターレンズや鏡胴、PCBなどは使えるので
出来るだけ保存してます。
!! オススメ !!
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