2009年11月07日

AN/PVS-7 分解修理の試み 03

AN/PVS-7 分解修理の試み 03
オートゲインに相当する部分とイメージ管への電力供給部分
PowerPCB?

AN/PVS-7 分解修理の試み 03
(左下の2個が外光測定用センサとIRイルミネーター、その上のシリンダー状の
物がスイッチアセンブリ=メーカーはGRAY・・・、接眼部のハーフミラーに
伸びているのは、フィードバック用のセンサ)
フレキシブルケーブル線とスイッチ、電源(AAx2)の流れを追ってみると
グランド(-極)は共通になって、IRレーザーダイオードのグランドと
電源基板部分のグランド、フォトダイオードのグランドそれぞれに
繋がっているようだ

スイッチアセンブリの方からは、IRレーザーへの接続と
電源基板への接続が見られる。

NVの種類(世代)によっては、フレキシブルケーブルではなく
単線で接続しているモデルも見られるので、必要なら単線での
接続もOKと言う事だろう。


まず外光測定用フォトダイオードセンサで
チューブのゲイン(光電子倍増管の増幅率)を調整して
光を通し、接眼部のハーフミラーに裏に接続されている
測定用フォトダイオードはおそらく出力側のフィードバックで
増幅後の光が強すぎるようなら、光量を下げると言う
動きをする物と予想する。

AN/PVS-7 分解修理の試み 03
(接眼部ハーフミラーのセンサを抜くとこうなる。
一見LEDにも見えるが、こんな所にLEDをつける意味は
ないのでフォトダイオードかフォトトランジスタか・・・)

AN/PVS-7 分解修理の試み 03
どうも気になるのが、この部分・・・他の人の写真や、メーカー資料を
見ても、何処にもシール(防水加工)している気がしない。
実際に、手元にあるNVを分解してみたが、グロメットで固定しているだけ
グロメットは元々防水グレードではなく、防塵グレードだしIPで言えば
IP-55位にしかならない。
折角、乾燥窒素を充填しているのに、意味が無い気がする。
一応サイズを測ってみたよ

外径9mm 内径5mm スリット径7mm スリット幅1.5mm
JIS標準品は無かったので特注かな?
本気でグロメットで防水になるか?は実験しておいた方がいいな~






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 08:00 │Comments(2)NV&THERMAL

この記事へのコメント
ナイトビジョンが大好きでいつも楽しみに拝見させて頂いております、
接眼部ハーフミラーの所に刺さっているセンサーの様な物は、電池残量が無くなってくると点滅して教えてくれるLEDと
IR Illuminaterをオンにしている時だけ光って教えてくれるLEDで、どちらも赤色に光って教えてくれます。
レンズ系と基盤が生きていれば後は暗視管とコリメータだけですね、修理して無事に使えるようになると良いですね!応援しております。
Posted by カニカニ at 2009年11月09日 11:54
何時もご視聴ありがとうございます。
おお~素敵な情報感謝いたします。

まだ、回路を追って居なかったので技術情報は嬉しいです。

そうか、情報表示用のLEDだったのか
じゃあ要らないかも知れないですね。

元からIR ライトを付ける気は無いですし
ローバッテリーで警告されるLEDも
同様に不要かも?

これで、自由度が増しました。
修理を続けますよ~

引き続きよろしくお願いします。
Posted by sinn-tesinn-te at 2009年11月09日 19:24
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