2017年11月05日

スター電器 RED GO 120 SSY-122R レッドゴー溶接機改造 05

外に出すか?
中に出すか?


アーク溶接機の仕様には、定格使用率が書かれています。
これは溶接機を連続で10分間のうち何分間使用できるかの目安です。

溶接機は大電流の為、連続使用していると、トランス本体が熱を持ち
オーバーヒートして熱損・故障の原因となるため
使用率を定め一定時間使用したら一定時間休ませる必要があります。
(一般的には20分ほど)


つまり、抵抗成分などにより熱に変わってしまう電力が
トランスやコイル、ケーブルに熱として蓄積されて、ダメージを与えます。

一般的には、電線(ケーブル)であっても、自身の温度が-20~+40度の時に
何アンペアの電力が流せるか?などで表記されています。
つまり、内部温度が上昇し、50度、70度などになれば
当然ながら、流せる温度は変化します。


このモデルはまず、使用率が問題なのですね!!!

では簡単な話です。
冷やしましょう!ガンガン自然冷却ではなく、強制空冷によって
冷たい空気を流して冷却すればいい。

スター電器 RED GO 120 SSY-122R レッドゴー溶接機改造 05
バックパネルは簡単に外せます。
ネジを6本、コネクタ様に2本でパネル自体が外れます。
また、冷却ファンの取り付け位置を確保する為に、シールを横に逃がします。


スター電器 RED GO 120 SSY-122R レッドゴー溶接機改造 05
穴位置を決めて、センターポンチを撃ちます。

本体用の冷却FANは、内部のトランスからAC100Vを取得すれば良いので
それで冷やす予定ですが、ファン用の穴を空けるのが一苦労です。

大きい穴を空けなくても、ドリルでパンチングメッシュの様に穴を空けてもOKですね。


スター電器 RED GO 120 SSY-122R レッドゴー溶接機改造 05
このサイズのホールソーは、トルクもきつくて、作業が大変でした。
真似する人は、絶対にドリル孔沢山の方が安くて簡単で早いです。
それに保護用のワイヤーメッシュグリルも不要になる。


スター電器 RED GO 120 SSY-122R レッドゴー溶接機改造 05
外に出すか~中に出すか?とても悩みますよね~?
中だと色々と問題が有るのですが、今回は中にしました。


スター電器 RED GO 120 SSY-122R レッドゴー溶接機改造 05
気を利かせてAC200Vを買いました。
単に配線の都合です。
工業用ファンなので長持ちするでしょう。


スター電器 RED GO 120 SSY-122R レッドゴー溶接機改造 05
内部の200Vからもらっています。
これで、この機体の連続使用率は少しは伸びるでしょう。

次回以降は、フロント周りの改造です。






!! オススメ !!



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