2015年07月31日

一発の粒弾_002_金型加工_前編

この辺の製法は別にオリジナルでもハイテクでも無いです。

450年前と同じ製法なので工夫も何もないですね。

今だと遠心鋳造とか真空鋳造とか高品質な方法が色々あるんですけど
銃砲の世界でやっている人は、まだ見た事が有りません。

設備的に考えると、個人でも鉛柱からのNC自動旋盤が弾頭の
精度と品質、コスト全てのバランスが最高だと思いますけどね。

ここは敢えて国友で見た火縄銃の作業工程で臨みます。


挟んで削る

面精度が有る程度欲しかったのでフライス仕上げのこの厚板は使えます!
端面だけ少し綺麗にして~ま、適当に綺麗だったら良いですw
残り2面はフライス仕上げなので、底面と側面はその面精度を生かします。


穴あけ

よく考えたら、㎜/iso/JISなウチに12.7㎜なんて言うインチサイズのドリルが有る訳なかったwww
取り敢えず設計図通りに、2.5>5.0>7.0>10.0まであけておきます。
急いで「ストレートドリルの一番安い奴」買うか~
今回限りなので一番安いヤツで十分です。

正直12.7㎜なんて他に使い道ないので・・・



と言う訳で、買ってきました~12.7mmの所、あえて12.5mmにしてみた。
こっちの方が汎用性?有りそうだし、日本ではコッチの方が価格が安い。

あと、もう一つ理由が有るが・・・

12.5mm ストレートドリル
(とても・・・固くて、逞しいです。てか、太いな!!これSDP-13で噛めるかな?
確か、チャックは、ぎりぎり13mmだった筈だし、トルクはオリジナルの2倍以上に
強化されているのでいけると思うが)

嵌った行けそう~5-56もかけたしソローリ、ソローリ・・・・



**********************************************
着手して直ぐに助言を貰いました。

当初利用を考えていた「硬質鉛」と言う材質は、アンチモン や
錫(すず)、銅などを10%ほど含んでおり、通常の鉛99.9%よりも硬度が増す反面、収縮率や
溶け込み方、混ざり方が違うようで銃弾にした場合の成形に不向きで
スラッグ弾にした場合は弾の着弾がバラける事が多いようだ。

スリングショットにそんな精度は元から無いのですが、実銃で利用されないと言う事なら
最初から候補から外した方が良さそうですね。

純粋な鉛で弾頭を作ります。

(あっ、環境影響が有るので、鉛スラッグは狩猟用ではないですよ
狩猟用はあくまでも徹甲弾=鋼鉄球ですから、精密射撃用です=スラッグ)


買ってきた
一発の粒弾_002_金型加工_前編
(鉛99.9% インゴット これで27発分しかないけど)






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 09:01 │Comments(0)クロスボウ・スリング自作DIY系

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