2009年02月20日

DARPAのARGUS

人工衛星(スパイ衛星)は雲に邪魔されます。
その上、共有財産ですので利用には上層部の許可が必要
追加するにも多くの投資が必要
その上、落とされたり壊れると非常に困ります。

と言う事で、低軌道静止衛星と同様の利便性で
GPS、通信拠点、監視の役割を分散して対応できる
UAVの開発が極一部で活発です。

アーガス ARGUS-ISは監視の役割を低コストで
随時運用できるシステム
(Autonomous Real-time Ground Ubiquitous Surveillance - Imaging System)
DARPAのARGUS
漢字で表現すると全自動常時地上情報監視画像装置
となる「百の眼を持つ巨人」です。

同様にヘカントケイル(百本の腕を持つ巨人)のペアですね。

つまり百の情報を見ることの出来るナイスガイな訳です。

彼には1800万画素(4904x3678相当)の鷹の眼を持って
40km四方を毎秒15フレームで監視し上空6000mから
150cmの対象を見つけ出す事が出来ます。

しかし、これだけだとサイクロプス(一つ目巨人)になる所だが
彼はアーガスだ、それだけではない。
1.8GPixelの画像中65箇所を別のウインドウとして
取り出すことが出来、支援エリア個別に運用が可能だ。

また、ウインドウ毎にデジタルズームに
よって部分拡大する事もできる。
更に、オートトラッキング(自動追尾)で
対象映像のあるウインドウを追尾にも対応

これで、長官のPASSとIDで衛星をハックしなくて
済みますね?
DARPAのARGUS
ARGUSシステムはUAV A-160に搭載され
「ARGUSカメラセンサー 6 axis」
「ARGUSカメラDSP」
「CPU」
「CDLデータリンク DS 274Mbps US Kbps」
「地上拠点」
「ARGUS地上CPU」
で構成されるらしい。

その内、上空で完結するシステムもありそうだな。

スタミナは20時間なので12時間交代で飛行か?

DARPAのARGUS






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 20:17 │Comments(0)UAV・UMV・UBV・Drone

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