2013年10月20日

さて、焼入れ材を絞り込むか01

水(お湯なら)水道をひねれば、出てくるが
昨今の焼入れ事情、そんなに簡単で単純ではあるまい。
(最も今日SUP10をやったのは、60度のお湯に油を足した物ですが・・・)

と言う事で、焼入れ材を絞り込み中なのです。

候補にしているのはJIS 1/JIS 2の焼入れ油
当然、安定した品質と結果が出る製品に間違いはなく
特に工夫しなくても、ある程度の結果が返ってくると思っています。

焼入れ性
低湾曲性
光輝性

などが特徴として挙げられるみたいです。

あと、変わった所で、自動車用のエンジンオイルなんかどうなるんだろうか?

何千度と言う温度に晒されても、エンジンルームは、それ程炭化せずに
金属表面と性能を維持するようなモノなので、どうなるのか気になる。
一応「カストロール」をカートに入れて待機している。

秘伝じゃない所を教えてもらいたいな






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Posted by sinn-te  at 14:43 │Comments(7)熱処理・電気炉・ガス炉・鍛造炉

この記事へのコメント
≫秘伝じゃない所を教…
コレが最も大事な、事ですな。
毎回、同じ安定した品質をキープする上でJIS規格の焼き入れ
オイルは、この上なく無難な品物です。
焼き入れ油が入手できない時はエンジンオイルで
焼入れをしていたことはありますが…
比べてみて、差を感じることが出来なかったです…
つまり、冷えれば焼きが入ることには違いは無く、
その、効率やプロセスにあわせて、オイルを合わせていく感じでしょうか…
なので、安物エンジンオイルでテストして、満足が行かなかったら
専用の焼き入れ油にしてみてもいいかもしれませんね。
自分は、エンジンオイルでやっていたのですが
せっかく、専用の焼き入れオイルがあるなら…っと
変更しましたw
ちなみに、オイルで焼きを入れる場合は焼き入れ温度を、規定よりも若干高めに設定する必要があります。(刃物として、そこその硬度を持たせる場合には)
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年10月21日 02:23
最初はバイクに使っているオイルでやる事も考えましたが、100%化学合成オイルなので…。
化学合成という事は、オイルの様なオイルで無いモノ?

鉱物オイルと化学合成オイルで違いが出るのか?というのも興味が有りますね。
Posted by HAMMER at 2013年10月22日 11:33
瞬間的に冷却できれば空気でも、水でも、血液でも焼きは入ると
想定しているので、後は添加物による表面効果が
エンジンオイルの成分でどういう「結果」になるのか?

そこらへんですね。


水は、なんか黒い皮が分厚く付いて
いつもナイフショップに出した時に返ってくるナイフの
薄い皮と違うのだと感じました。

ショップから返ってきたナイフは#400~#2000で
簡単に元の色艶に戻るのに、水焼入れしたナイフは
全然酸化皮膜が落ちない・・・仕上がりに大きく影響しますね。

ガスバーナーでの焼きいれが、そう言う結果を生むのですかね?
HAMMERさんの炭焼きだと、こんな事にはならないですか?
Posted by sinn-tesinn-te at 2013年10月23日 14:43
あ!!
大事な事見落としていた…
そういえば、HAMMERさんの炭で、オイル焼き入れ…
独特の感じになっていましたね~
自分も、少し気になりますね…

私がオイル焼入れした時は、KGガンコート吹いたみたいに
綺麗な、マットブラックに仕上がっていたので
それで、表面処理も兼ねていました。
昔の人は頭良かったんだなぁ…っと感じました。
表面処理が無い時代に思いついた苦肉の策??
黒肌=酸化皮膜はかなり硬質のコーティング+防錆効果…
そして、剥離の無い綺麗な黒肌は作者の熟練度を表す目安に…

炭焼きだと、表面の数μmは確実に浸炭している可能性がありますね~
知り合いの、名工の方に焼入れの助言を求めて話を聞いたら
炭素工具鋼の分類は、贅沢を言うと炭で焼きを入れたい!!
っと言っていましたから…
後は、オイルの性質ですね。
浸炭系のオイルか…
光沢系のオイルか…
ちなみに、廃油だと綺麗な黒肌に仕上がりますw

これ
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年10月23日 16:56
廃油?

エンジン廃油だと、金属片とか炭素とかリン、窒素が
含まれてますよね?
その辺が必要なのだろうか?

謎多き所になりそうですね・・・

やっぱり、色を見て焼きいれ出来るのは
炭とかガスの強みですよね。
工業化していない製品(作品)だと
熱処理ミスが怖いので、自家焼きがいいですね。
Posted by sinn-tesinn-te at 2013年10月23日 17:28
焼き上がり後は分厚い皮膜が付いています。
酸化被膜というよりは、炭がこびり付いた様な感じです。
炭を砕いた時に出る粉を焼き入れの時に鋼材にかけているので、それが原因かもしれません。
ただ、こうすると鋼材を赤色に均一するのが楽なのでw

油に入れた時もパリパリ剥がれるので、これって酸化被膜ではないだろう…と思っています。
剥がれないで残った幕は、表面の地ならしも兼ねてベルトサンダーで削り落としています。

ナイフ屋に焼き入れを出した時の様な薄い酸化被膜は、有るのか無いのか不明ですねw
Posted by HAMMER at 2013年10月26日 17:57
それにしても日立金属製スーパー工具鋼、SLD-MAGIC(S-MAGIC)の自己潤滑性は自動車関係者で話題になっていますねえ。なにしろ表面に吸着した有機物をボールベアリング状のナノ結晶にすることで、PV値が900MPa・m/minと通常の鉄鋼材料の6倍というチャンピオンデータをたたき出しているらしいから。
Posted by フリクション at 2014年02月18日 20:08
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