2013年06月17日

鍛造鋼包丁02

解体包丁=両刃出刃包丁?
ベースの鍛造素材を仕上げています。

鍛造鋼包丁02

前回一度バフ入れして磨きましたが、歪みや小キズが気になったので
一旦潰して、もう一度やり直しています。

合わせて、刃の付け方も変えてみました。
鍛造鋼包丁02
思いっきりハマグリ刃にしてみました。(表面全部を削り直す位大変でしたけど)

その結果・・・

鍛造鋼包丁02

ここまで、ブレードを均せています。
あと、数十時間有れば、焼入れ出来る所まで来るでしょう。

早くベルトグラインダーを完成させないとw
時間がいくら有っても足りないよ






!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 09:23 │Comments(7)鍛造鋼

この記事へのコメント
こんにちは

スイマセン;
大事な事を忘れていました。
解剖丁を焼入れすると、全体が酸化皮膜に覆われた最初の状態に
なってしまいます。
表面をポリッシュするのは焼き入れ後に本格的にされた方がよいかもしれません。
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年06月17日 09:43
大丈夫です。
キメや傷を探す為に磨いているだけなので
焼入れ後、酸化皮膜を落としてから、もう一度磨く予定です。

それとも、表面磨いていると、焼入れに影響します?
(高周波焼入れではないので、表面の粗さで焼き入れに変化が
有るとは考えていませんけど・・・)


焼き入れは「黄紙2号」として行うつもりですが
これは問題ないです?
表面のSUSと喧嘩したりしないかな?
(オウシの方がSUS系より焼き入れ温度低そうなので
剥がれたりはしないと思いますが)
Posted by sinn-tesinn-te at 2013年06月17日 10:16
よかったです。

磨き肌にするなら、関係ないですね。
業者の方が何で焼きを入れるかは不明ですが…
業者さんには、黄紙2号で極軟鉄のサンドイッチと伝えておけばよいですね。
刃おろしがされていれば、割れる心配は無いです。
刃卸の際はかなり鈍角で両側からできるだけ均等に砥いで
鋼をほんの僅かに出してください。
また、1mmくらい厚みを持たせてください。
角度は測ったことありませんが、60°前後が適当なのかな。あまり鋭角に研ぐと欠けの原因になりますので。

表面の粗さが関係してくるのは砥之粉を塗るときと、片刃の場合ですね~♪

あと、HRCはサンドイッチ構造の為計れないのかな??
けど、戻し温度が200度を超えない限りは60以上出るので間違いないです。
問題は、割れるのを恐れて油で焼きを入れられた場合かぁ…
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年06月17日 13:08
黄紙2号想定で

焼きなまし740~770(中間750度希望)
焼き入れ825~900(中間860度希望)で
HRC 62まで上げてもらって油焼き入れ
焼き戻し 180~230(中間220度希望)でHRC 59狙いを
考えていたのですが、油がやばそう?

YSSヤスキハガネ的には水の方が硬度は出るようですが
油の方がメジャーなので
Posted by sinn-tesinn-te at 2013年06月17日 17:25
あ!
焼鈍しはこちらで処理済です~♪
もしメーカーさんが水で焼き入れできるなら、それを希望した方が
本来の性能を出せます。 一番無難かもw
そうすると、初期のHRCが65付近で
180℃で戻しても62~63くらいで完成する計算になります。
あくまで理想ですがww

油なら850~900くらいかと
けど、キリダーシの第一号は油焼きで処理しましたが、特に違和感なしです。若干研ぎやすい??
水で焼入れした奴は、研いだ瞬間に「硬ッ!!」って感じです。
これは、鋼の話ですが…
極軟鉄に若干のCが含まれているために、それがどう変化するかが
好みの分かれるところだと思います。
水だと、シャキッと極軟鉄に張りが出て、油だとクタァ~って感じです。

ん??もしかして、後から狂うってコレが原因かぁ!!?w

後は、刃おろしされた部分の硬度は高くなり、使っていくうちに
中はゆっくり冷える為、少し硬度が低く感じるようになるのかな。

黄紙はSKよりも純度が高いので熱処理がシビアになるのかな…
石ノミやタガネに使用するときは、油焼きで入れてましたが。
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年06月18日 19:32
焼入れの為に、タングに穴を空けるのがイヤですね。

タングが細いので弱くなるし
そこから水が残り5年~10年後に錆び落ちそう・・・

この包丁は早く完成させて使ってみたいですね。

いい出来に仕上がってると思っているので
もし熱処理で割れたり反ったり剥がれたりしたらショックでかいですよw
Posted by sinn-tesinn-te at 2013年06月19日 09:46
そしたら、半製品の解剖丁をいくつか郵送しますw
この半製品は、焼鈍し→慣らし打ち→片取り→荒狂い取り→余熱350℃1h→焼き入れ780℃水→焼き戻し160℃→狂い取り→荒刃研ぎ
の状態で、半製品在庫になっている代物ですね♪
タングに穴は空いていませんよ~
ただし、刃焼きですが・・・
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年06月19日 20:23
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