2013年05月19日

工具鋼を削ってみた。完成

工具鋼を削ってみた。完成
こいつから


工具鋼を削ってみた。完成
こう、切り落として


工具鋼を削ってみた。完成
適当に削り始めて


工具鋼を削ってみた。完成
先に磨いていた部分は生かし、手に当たる部分を大きめに取って丸め


工具鋼を削ってみた。完成
で、更に、削ります。


工具鋼を削ってみた。完成
良く考えたら、肉厚が厚過ぎるので、前面フラットに仕様変更


工具鋼を削ってみた。完成
鋼材の厚みが分厚いのは、削る量が多くて困ります。
この時点で、グラインダーの#36が一枚、損耗
エクスプローラー1mmも3割持ってかれています。


工具鋼を削ってみた。完成
スキルタッチ#120 でそこらじゅうを綺麗に均して、バリを落とし一応完成
元々焼きは入っている工具材ですので、熱処理はしないです。


工具鋼を削ってみた。完成
スキルタッチ#320 で磨いて、研いだのがコレ


工具鋼を削ってみた。完成
切れる切れないで言えば、金属だろうと、樹脂だろうと、ガラスだって研げば切れるんですよ

(自分が作ったナイフや刃物の中では、HRC50~HRC55位で柔らかく
最も切れ味の悪い刃物かもしれない?
やはり、刃物たる物は圧倒的な切れ味があってこそ!と思います。)


材料費=0円
加工工具=400~500円
作業時間=6~7時間
電気代=550W x 6~7h

はい、結論。
「工具から作った刃物は、仕上がっても労力に見合わない。」


////////////////////





to be ...

力の象徴
圧倒的存在感そして超重量、極厚

次々と駄目になっていく砥石たち・・・
ベンチグラインダーやボール盤をも制止させるコイツが
完成する時が来るのか?

こう後期待?




!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 14:00 │Comments(4)ナイフ・刃物全般

この記事へのコメント
お疲れ様でした

肉厚の工具鋼は削るのやカットするのに、手間と時間がかかりますよね~
ですが、ラブレスタイプっぽくクールに仕上がっていると思いますよ。
HRCで55だと、キッチンナイフとしては充分機能すると社長が言ってました。w

そう考えると、アメリカのハンティングナイフのランドールなどは同等の硬度なので問題ないかもしれませんな。
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年05月19日 18:50
まあ、この固さならグラインダーやカッターが通ると言うのは
勉強になったけど、グラインダーが相当熱を持つ。

実は、この2倍以上の長さのあるレンチも用意してあって
マチェットや大型ナイフにでも・・・と思っていたのですが
鈍い刃に少し気持ちが乗らない。

鍛造だったなら、先を割って、白/青紙とか入れて使いたい位に
切れ味が気に入らないです。


アメリカンでワイルドな鈍いナイフになら向きそうですけど・・・
Posted by sinn-tesinn-te at 2013年05月19日 21:15
工具鋼の場合は、靭性が最優先のため鍛造して丸投げ状態のものが多々あります。

つまり、熱処理していないので硬さを獲るにはこれからですね。
0.5%のカーボンが含まれているなら熱処理次第で使える刃物になりますね。
ですが、クロームの含有量が多い為に接合などは不向きです。
そこまで大型のレンチがあるなら、素延べの状態に鍛造してあげたいですね♪
Posted by ゼロ鍛冶 at 2013年05月19日 23:49
柄の円環はきにいっているので、柄より先端部分を
鍛造でマチェットのように広く鍛造して延ばし
焼入れすると、いい感じなのですが・・・
Posted by sinn-tesinn-te at 2013年05月21日 16:41
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