2011年05月18日

自作Electrical Flash Bang 02

フラッシュ用のタイマーは作ったので後は
コンデンサやLED、リレーなんですが

ちょっとだけ、技術的な確認をしておきたかったのでコレを作りました。

風力やハブダイナモ発電機の充放電装置の回路を調べていたら、倍電圧整流回路と一緒に
多段階の昇圧回路がありコッククロフト- ウォルトン回路と言うらしい事が解りました。
(交流電圧昇圧でトランスなどとは異なる)

そこで、単純に電池(直流DC電源)からインバーターでAC電力(交流)を作り
この回路に通したら、どうなるのか?と調べた所

普通にスタンガンのように空中放電でする何十万ボルトの放電器になる事が
分かり、それなら、揮発性の高いガスや液体を発火させれるのでは?
と言う感じで、簡易な着火装置を想像しました。


実際はそんな面倒な事をしなくても、100円ライターの電子着火装置で
同じ事は出来ると言う事でしたが、何事も自分で試して結果を確認したいタチなので

自作Electrical Flash Bang 02
(こんなパイプ爆弾のパイプ部分が透明でLEDが並んでいるイメージで完成予定?)


大急ぎで組んでみました。



ああ~いい感じじゃないでしょうか?
かなり「バリバリ」言ってますし、放電による火花も6~8mmほど飛んでいます。

また、電源OFF>ON時の放電開始も、思っていたほど遅くないので
タイマー連動時でも遅延は少なそうです。

コンデンサの容量とダイオードが割りとマッチしているせいでしょうか?

一応満足したので、これはOKとします。


/////////////////////実験後の追記/////////////////////

一つ疑問が出たのですが、LPガスや水素や気化したガソリン、アルコールは
この放電の熱で反応するのだと思うのですが、その場合の熱に影響しているのは
電圧なのか電流なのか、どちらが効果的なのだろう?

動画を撮影した後、コンデンサ容量やダイオード数など変更した結果
放電の電圧などが変化しています。

具体的には他の人の回路を見ると、コンデンサは一律、同一種類の物を利用した
回路が多いのですが、実際は電流から電圧へと変化させる為に

最初の段の方ではより多くの電流が溜められる方が、電圧を高く出来ると
言う意見があった。

さらに電圧も最終的には800V>1600V>3200V>6400V>12800Vとあがるなら
1000V耐圧のダイオードの本数は後段になるほど増えて
1本>2本>4本>8本とならなければ、ダイオードの破壊につながると考え
前段にはコンデンサを並列に、後段ではダイオードを並列に増設した結果
放電サイクルは下がったが、放電の太さが太くなった。

ダイオードの増加で抵抗が減ったり、蓄電量が増えたせいだろうか?
高電圧=熱量増加なら、コレでよいのだけれど・・・

/////////////////////実験後の追記2/////////////////////
回路組み立て後のサイズを測っていたら・・・

入る!!!

何に入るかと言えば

アレですよ

自作Electrical Flash Bang 02
ボタン電池とレギュレーター、タクトスイッチを加えても
直径16mmに収まるので・・・

自作Electrical Flash Bang 02
ガス圧か火薬ガスを使ってコレが

自作Electrical Flash Bang 02
発射できるかも?

自作Electrical Flash Bang 02
まあ重量に関しては、軽減できるレベルではないので、有効射程とか
100フィートと言うのは出来ないでしょうけど
有効距離5m~10mならば、1発当たり1000円以下くらいで作れそうだ。




!! オススメ !!



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Posted by sinn-te  at 08:14 │Comments(0)グレネード

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